美容や貧血に効果があるとして健康志向の高い人の間で「クロロフィル」が今話題となっています!
海外セレブからの注目も高く、あのミランダ・カーさんもクロロフィルのドリンクを愛飲されているようです!
実はノーベル賞を受賞した物質でもある「クロロフィル」について、今日はご紹介したいと思います。
こんにちは!
健康習慣アドバイザーのいさむです!
本日の目次はこちらです!
「クロロフィル」とは??
「クロロフィル」って単語自体は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか??
「クロロフィル」とは、「葉緑素」のことで、植物における光合成の役割を担っている物質です。
小学校の理科の時間にエタノールを使って葉緑素を抽出したり、顕微鏡で観察した方も多いと思います。
実は、このクロロフィルですが、過去に2度ノーベル化学賞で取り上げられています!
1度目は、今から100年以上前の1915年にドイツのリヒャルト・ヴィルシュテッターさんがクロロフィルの分子構造を初めて解明しました!
この時に「クロロフィルとヘモグロビンの分子構造がすごく似ている!」ということを発見したことからノーベル化学賞を受賞しました!
リヒャルト・ヴィルシュテッター(出典:Wikipedia)
そして2度目は、今から90年前の1930年にまたもやドイツのハンス・フィッシャーさんが「クロロフィルからヘモグロビンを合成した」という功績からノーベル化学賞を受賞しました!
ハンス・フィッシャー(出典:Wikipedia)
この2人の研究から、僕たちの血液に必要な「ヘモグロビン」と「クロロフィル」の分子構造がとても似ており、かつクロロフィルからヘモグロビンがつくられることが明らかになったんですね!
野菜が健康に良いということは、誰もが知ってる常識ですが、まさか植物から僕たちの血液がつくれるなんて、本当に驚きですよね!!
しかも、今でこそ海外セレブを通じて最新の健康法として注目されていますが、理論自体は100年も前に発見されていたことに僕は先人の知恵と偉大さを感じずにはいられないです!
「クロロフィル」にはどんな効果があるの??
「クロロフィル」には、キレイな血液を生成し、体内の毒素を速やかに排出する働きがあり、主に次のような効果があります!
- 健康な血液の生成
- 整腸作用、抗酸化作用
- 体内のpH調整
- 目の健康、血圧の調整
実は、クロロフィルは主にA、B、C、Dの4つに分かれていて、それぞれ効果が違います。
上記で取り上げた「クロロフィルからヘモグロビンになる」というのは、クロロフィルAの作用によるものです。
ですが、クロロフィルBは体内pHの調整であったり、クロロフィルCは抗酸化による肌質の改善など、その他のクロロフィルもとても素晴らしい働きをしてくれます!
また、医学的にも、1919年には造血機能の促進、1922年には細胞を活発化させ創傷や潰瘍の治癒を促進させることが医学論文で報告されています。
どうすれば「クロロフィル」はとれる??
こんなに魅力的な「クロロフィル」は、できることなら、たくさん摂取したいですよね!!
クロロフィルは主に太陽のエネルギーをたくさん浴びた野菜やハーブに多く含まれています!
代表的なのは、ウィートグラス(小麦葉)や大麦若葉、レモングラスです!
ですが、これらを食べたら良いのかというとそうではありません。
残念ながら、食事では、クロロフィルを摂取することは難しいのです、、、
なぜなら、私たちの歯では、野菜の細胞壁を破壊して、葉緑素を取り出すことができないからです。
クロロフィルをきちんと取り出そうとするならば、草食動物のように臼歯が発達していたり、反芻(1度胃にいれた食物を口に戻すこと)できるようにならなければなりません。
また、クロロフィルは、野菜やハーブの部位によって含有量が異なります。
例えば、栄養満点のブロッコリーでは、僕たちが食べる茎や葉よりも「花」にクロロフィルは多く含まれています。
ブロッコリーの花なんて食べるどころか、見たことない方も多いですよね(笑)
このため、もし生活の中でクロロフィルを取り入れるとしたら、「サプリメント」を活用するのが、望ましいと思います!
最近ではクロロフィルのサプリメントも種類が豊富で、粉末のものやドリンクのものなど様々です。
ですが、クロロフィルには種類があることを踏まえて、自分に必要なサプリメントを選ぶことが重要です!
クロロフィルはまだまだ認知されていないものなので、サプリメントを活用する際には僕たちがきちんと基準を持って選ぶ必要がありますね。
さて、いかがだったでしょうか??
クロロフィルを人体に取り入れて血液を浄化するには、1日2~3キロのクロロフィルをとる必要があるとのことです!
あの「アイアンマン」でも、血中毒素を排出するためにクロロフィルドリンクを1日2.4L飲む、というシーンが印象的でした(笑)
植物の生命をいただくことで、僕たちの血液がつくられることから、ブログを書きながら、自然と人間との繋がりを改めて感じさせられました!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました✨
(参考サイト)