MENU

【意志】が弱い人なんていない!? 使うべきところに意志の力を集中させて、なりたい自分になろう!

f:id:esse2957:20200729181118j:image


「今日から〇〇するぞ!」と決めたけど一週間後には挫折してしまった、という経験をお持ちの方はいませんか??

 

 

こんな時、「自分はなんて意志が弱いんだ…」と落ち込んだ方も少なからずいらっしゃると思います。

 

 

そんな方でも大丈夫!!
この記事を読めば、意志が弱いことについて自分を責めることがなくなると思います✨

 

 

こんにちは!
健康習慣アドバイザーのいさむです!

 

 

健康情報を発信していくのも大事なのですが、継続できなければ意味がないので、今日は習慣形成に必要な「意志の力」についてお話します!!

 

 

また、この記事における「意志の力」は、一般的にいう「意思決定力」に近い意味合いで使用しております。

 

本日の目次はこちらです!

 

 

「意志」の力は限りある資源だった!

 

やろうやろうと思っていたけど、いつも後回しにしてしまう…
一度やめてしまったら、再起するまでに時間がかかってしまう…

 

ってことありますよね!

 

僕自身ブログを毎日書くのは、辛い時もあって、5~6月に休止していた時期は自分の意志力のなさに酷く落ち込みました…

 

 

「意志」の力とは、いわば精神の筋肉

 

筋肉は、使い続けると、動けなくなるように必ず限界のあるものですが、「意志」の力も同様に、使用量に限界のあるいわば「精神の筋肉」です!(ゲームに例えたら、魔法を使う時に必要な「MP」のようなものかも)

 

 

なので、肉体の筋肉と同じように、人によって使える量に個体差がありますし、鍛えれば強くすることもできます!!

 

 

意志の力を示す実験「マシュマロテスト」

 

みなさんは「マシュマロテスト」っていう実験をご存知ですか??

 

マシュマロテストとは、スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルさんが1960年代後半から1970年代前半にかけて実施したもので、【子ども時代の自制心と将来の社会的成果の関連性】を調査したものです。

 

 

実験はとっても簡単です!

 

 

幼稚園児の4歳の子ども達の目の前に、1つのマシュマロが載ったお皿をおいて、先生が教室の外に出ていきます。

 

先生は教室を出る際に、

「15分後、先生が戻って来るまでマシュマロを食べることを我慢できた子には、もう一つあげるよ!我慢できなかった子には2つ目はないからね。」

 

 

部屋は机と椅子以外何もなく、子供たちはマシュマロのことだけを考えてしまう状況にあります。

 

 

子ども達は、匂いを嗅いだり、ちょっと触ったりしながらなんとか我慢しようとしたけれども、結局2つ目のマシュマロを手に入れたのは、全体の3分の1程度だったそうです。

 

 

このテストの面白いところは、その後の追跡調査によって、マシュマロを我慢できた子ども達が、そうでない子ども達よりも優秀であるということが分かったです!

就学前における自制心の有無は十数年を経た後も持続していること、またマシュマロを食べなかった子どもと食べた子どもをグループにした場合、マシュマロを食べなかったグループが周囲からより優秀と評価されていること、さらに両グループ間では、大学進学適性試験(SAT)の点数には、トータル・スコアで平均210ポイントの相違が認められるというものであった。ウォルター・ミシェルはこの実験から、幼児期においてはIQより、自制心の強さのほうが将来のSATの点数にはるかに大きく影響すると結論した。

 

この実験から、自制心(意志の力)には個体差があること、加えて意志が強いかどうかは、その後の人生に大きく影響してくるということが分かったと思います。

 

 

僕たちは無意識に「意志」の力を消費している!?

 

では、生まれつき「意志」の弱い人は、豊かな人生を歩めないのでしょうか?

 

 

そうではありません!
私たちは、どんな時に意志の力を使っているのか気づいていないだけなのです!

 

だからこそ、意志の力を使うべきところで活用することで、人生を大きく開くことができます!

 

 

意志の力に限りがあることについては、「イスラエルの裁判官による1日の仮釈放判決」を題材にした実験が有名です!

 

一日の中で行われるイスラエル刑務所における仮釈放の決定の結果は、受刑者の犯罪内容や民族的背景とは関係なく、決定が下される時間に関わるという結論に至ったという事がわかった。

この調査結果によると、午前よりも午後、しかもより遅い時間の審問の受刑者の方が仮釈放を認められる可能性が低く、午前70%に対し、午後の遅い時間は10%しか仮釈放が認められなかった。一日継続して仮釈放の審問による判断での疲労蓄積=「決断疲労」が影響しているというものである。

つまり、午後の遅い時間になると、判事達は潜在的にリスクの高い仮釈放の決定(仮釈放して再度犯罪を犯すリスク)を嫌う行動としてあらわれた。この行動こそ「決断疲労」時の特徴的行動だとしている。

 


この実験から、まず、朝と昼食を挟んだ午後1番に裁判官の意志の力が回復していることが分かります。

 

また、「仮釈放に関する決定」という難しい判断を処理していく中で、裁判官の意志の力が徐々に削られていくことも分かります。

 

 

意志の力を消費する行動

 

上記2つの実験のほか、私たちは日々意思決定を行っていく中で、無意識に意志の力を消費しています。

 

 

特に次のような行動をとる時に意志の力を多く消費しています。

 

【意志の力を多く消費する行動】

・これまでと違った態度をとる
・誘惑に抗う
・感情を抑える
・攻撃を自制する
・衝動を抑える
・楽しくないことをする
・恐怖に立ち向かう
・目先の報酬よりずっと先の報酬を選ぶ

 

 

これらを見てると、主に「我慢している」時や「抵抗している」時に意志の力が使われていることが分かります。

 

 

例えば、やりたくない仕事をする時、ダイエット中で甘い物を我慢する時、朝早起きする時などに意志の力が使われているんです!

 

 

そう考えると、仕事が終わった後の筋トレとか疲れた時に甘い物を我慢することなどは、結構大変そうですよね…

 

 

何かを始めようと思ってもやる気になれないのは、既に日々の生活の中で意志の力が空になっているからかもしれません。

 

 

使うべきところに「意志」の力を集中させよう!

 

スティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグが同じ服を着ているのは、有名な話ですが、あれは不必要な意思決定を減らし、重要な意思決定に意識を集中させているのです。

 

 

それと同じように僕たちも意志の力を集中させ、自らの叶えたい願望を実現させなければなりません!

 

 

意志の力が満タンになっている状態の時に、一番やりたいことをやりましょう!
資格の勉強や仕事上の重要な意思決定は、朝に行うのが最も効果的です。

 

 

ダイエットや食事制限は、食べていいものとダメなものを明確に分けて、我慢するシーンを減らすことを意識しましょう!

 

 

筋トレはやる種目、回数を決めて、楽しみながら行うことを意識しましょう!
習慣形成において、何事も始めて間もない時は、意志の力を多く使うことでしょう。

 

 

でも、日々取り組んでいく中で少しづつ苦にならなくなっていき、比例して意志の力を使う量も少なくなっていきます!

 

 

意志の弱い人なんていません。
使い所を見極めて、一点集中、なりたい自分になるための習慣作りに意志の力を使っていきましょう!!

 

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございました✨