今や、私たちの食生活から、切っても切り離せない存在である「食品添加物」
誰もが、「食品添加物は、健康を害する良くないもの」と思いがちですが、本当にそうなのでしょうか?食品添加物が悪者だとしたら、なぜ私たちの生活にこれほど浸透しているのでしょうか?
こんにちは!
元国家公務員のいさむです。
コロナの影響で外出自粛となった現在において、頻繁に買い物に行けないことから、どうしても添加物を使った保存食品を購入することが多くなっていますよね。
のっけから否定するものではなく、日常的に重宝するものであるからこそ、正しい理解をする必要があり、その上で食べるかどうか、各自が判断・選択していけたら良いですね!今回は、食品添加物について、触れていきたいと思います。
そもそも食品添加物と一言に言っても、大きく分けて4種類に分けられます!
(※品目数は平成29年7月末時点)
①指定添加物(454品目)
食品衛生法に基づいて、厚生労働大臣が指定した添加物です。安全性について、食品安全委員会の評価を受けて、個別に指定します。主なものは、保存料して使われるソルビン酸や、甘味料として使われるキシリトール等がこれに含まれます。
②既存添加物(365品目)
昔から日本に馴染みのある添加物で、長い食経験のある添加物です。豆腐を作る時に必要な「にがり」やビールやワインを作る時に使う「タンニン」等が既存添加物と言われています。
③天然香料(約600品目)
動植物から採れる天然物質で、食品に香り付けする時に使われるものです。バニラビーンズなどが有名ですね。
④一般食品添加物(約100品目)
一般に食品としても使われていますが、添加物としても使われているものになります。いちごジュースや寒天がこれに当たります。
以上、これらの中で、特に消費者が気にしているのが①の指定添加物だと思います。①については、指定の際に動物実験等を通じて、「一日摂取許容量(ADI)」を設定しています。
また、毎年「食品添加物一日摂取量調査(マーケットバスケット調査)」が行われており、私たちが普段どれくらいの食品添加物を摂取しているのか、それはADIに対してどのくらいの量なのかというのを調査されています。
その結果によると、私たちの食品添加物の摂取量は、ADIを大きく下回っており、健康上問題はないとされています。
これだけ見ると、「食品添加物って問題ないじゃん!」って思うかもしれませんね。
ですが、単独の摂取量では問題なくても、複数の添加物の掛け合わせによって人体に影響を及ぼしたり、摂取した添加物が人体に溜まって行く中で健康被害を及ぼすことが考えられます。
結論として、僕が言いたいのは次の2点です!
①食品添加物自体が問題なのではなく、摂取する消費者の選択が問題!
食品添加物のおかげで、私たちの食事は手軽、かつ便利になり、現代人の生活には欠かせないものになってるのは、事実です。ですが、食品添加物が多く含まれる食品を食べる事で健康被害が起きる可能性もありますから、基本的なバランスの摂れた食生活を守ることが重要だと思います。
②摂取しても、きちんと排泄して身体に溜め込まない事が大事!
食品添加物をできるだけ摂取しないことが一番大事ではありますが、現代において全く食べないというのはとても難しいです。であれば、身体の中に溜め込まず、きちんと体外に排出する事が大事ですよね!
だからこそ、便秘というのは、とても恐ろしいことなんです。現代人にとって、腸内環境を整えることが重要なのは言うまでもありません。
いかがだったでしょうか?
食品添加物について、私たちが正しい認識を持ち、食品メーカーや添加物を悪者にするのではなく、自分の選択に責任を持つことが当たり前の社会になることを願っています。
今週もあっという間に週末になりましたが、不要不急の外出などはせず、自宅でゆっくり日ごろできないことをしてみましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました✨