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【免疫】新型コロナ重症化の一因とされる「サイトカインストーム」とは??

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新型コロナウイルスの重症化の一因として、「サイトカインストーム」という言葉を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

 

 

重症化すると聞くと、なんとなく「ウイルスによって引き起こされるもの」というイメージが強いですが、実は「サイトカインストーム」とは、僕たちが本来持っている免疫機能の暴走によって起こるものとされています。

 

 

「サイトカインストーム」は、医学の分野でもまだまだ研究途上にあるもので、なぜそのような現象が引き起こされるのか、どの細胞がどうして暴走するのか、といったことについては詳しく分かっていません。

 

 

ですが、多くの人に知っておいて欲しい情報だと思いますので、「サイトカインストームとはなにか?」について、できる限り簡単で分かりやすくご紹介できたらと思います!

 

 

こんにちは!

健康習慣アドバイザーのいさむです!

 

 

はじめての方は、こちらもどうぞ!

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本日の目次はこちらです!

 

 

そもそも「サイトカイン」とは??

 

サイトカイン」というのは、マクロファージやヘルパーT細胞といった免疫細胞などから分泌され、細胞間の情報伝達を担うタンパク質です。

 

 

「サイトカイン」は、ウイルスが身体の中に入ってきた時に、他の免疫細胞を呼び寄せてウイルスを退治するために出される物質なのですが、サイトカインの中には「炎症性サイトカイン」と呼ばれるものもあり、免疫細胞を呼びよせる過程の中で炎症を引き起こすものもあります。

 

 

僕は、「サイトカイン」について勉強した時に、敵がいることを知らせる「狼煙」として「焚き火」をイメージしました!

 

 

そして、焚き火が増えすぎて、山火事にまで発展してしまったのが、「サイトカインストーム」です。

 

 

「サイトカインストーム」ってどんな症状??

 

通常、免疫細胞は、自分の細胞とウイルスやウイルスに感染した細胞を見分けることができ、外的のみを攻撃してくれます。

 

 

また、通常であれば、「サイトカインはもう出さなくてもいいですよ!」といった指示を出す細胞や、サイトカインによって傷ついた細胞を修復する細胞が働いてくれます。

 

 

ですが、なんらかの理由によって免疫の異常が起こり、ウイルスに感染していない正常な細胞も傷つけてしまったり、「攻撃終了」の指示がおりず、過剰に炎症性サイトカインを放出してしまうのが、「サイトカインストーム」です。

 

 

炎症性サイトカインが過剰に放出されると、、血管内で血が固まりやすくなって血栓ができやすい状態(血管内凝固症候群(DIC))となります。

 

 

傷ついた細胞を修復するためにつくられる血栓ですが、血栓が沢山できることによって、血管内が詰まって血流が悪くなり、心筋梗塞脳梗塞、低酸素血症などが起き、最悪の場合多臓器不全(生命維持に必要な複数の臓器の機能が障害された状態のこと)に至ると言われています。

 

 

「サイトカインストーム」を引き起こさないためにはどうすればいい??

 

冒頭にも述べた通り、サイトカインストームがなぜ起こっているのかは詳しくは分かっていませんが、糖尿病などの持病のある方や免疫力が落ちている高齢者がサイトカインストームによって重症化しやすいと言われています。

 

 

医療従事者の方の中には、「薬の投与」によって、免疫機能が抑えられ、その反動として、サイトカインストームが引き起こされている、と言う方もいます。

 

 

また、「栄養不足」によって炎症性サイトカインの放出を抑える働きが弱くなってサイトカインストームが引き起こされる、とする方もいらっしゃいます。

 

 

正確なことは、未だ分かっていませんが、共通していることは、「免疫力が万全でない」ということです。

 

 

だとしたら、僕たちにできる重症化対策は、しっかり睡眠時間を確保することバランスよく栄養を摂ること、といった生活習慣を改善することですよね!

 

 

何事もそうですが、日々の日常の積み重ねが、いざという時の武器となります。

 

 

もし、感染症によって命を落とすとした時に、「あの時ああしていれば…」と後悔するかもしれないのであれば、今日から行動を変えてみましょう!

 

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました✨

 

 

(参考書籍)

 

 

(参考サイト)

 

 

 

 

(参考動画)

 

 

 

 

 

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