コロナウイルスに感染して肺炎治療をしていたお笑いの志村けんさんが3月29日、発症から2週間ほどで死去されたことは、日本だけでなく世界に衝撃を与えました。
首都圏では外出自粛ムードで何となく重苦しい雰囲気が漂っていますが、やるべきことをやっていれば恐れることはないと僕は思います。
こんにちは!
元国家公務員のいさむです。
コロナウイルスとコロナウイルスが引き起こす肺炎について、何となく分かっているけど、詳しくは知らない方も多いと思いますので、ご紹介しようと思います。
1.コロナウィルスとは?
そもそもコロナウィルスとは、何なのかって事なのですが、突然出てきたウィルスではなくて、以前から一般的に存在する風邪ウイルスの一種のことです。
これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。
このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。 コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀です。また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。 【厚生労働省ホームページより引用】
今般の新型コロナウイルスは、遺伝子配列がコウモリ由来のSARS様コロナウイルスに近いため、コウモリがこの新型コロナウイルスの起源となった可能性があるようです。重症化し、「肺炎」を引き起こす恐れがあるため問題視されているんですね。
2.コロナウィルスが引き起こす肺炎とは?
肺炎は、コロナウイルスに限った病気ではなく、ウィルスや細菌によっても引き起こされます。
肺の中を通る気管支のさらに末端にある「肺胞」が炎症を起こす病気で、酸素交換ができなくなって、低酸素血症、臓器不全となり、死に至ります。免疫力の落ちたお年寄りが肺炎にかかることが多く、日本の死因第3位が肺炎です。
ですが、ウイルスをしっかりと排出する免疫力を高めることで予防することができます!
肺炎は、以下のウイルスや細菌によっても引き起こされます。
ウイルス性:インフルエンザ、アデノウイルス、RSウイルス等
細菌性:肺炎球菌、黄色ブドウ球菌等
3.呼吸器の線毛の働き
呼吸によって、体内には微細な異物や細菌、ウイルス等が入り込みます。ですが、これらの異物等を絡めとって排出し、気管支を綺麗にしてくれるのが、粘液上皮細胞の線毛です。
この線毛は、1分間に1500回以上、わしゃわしゃっと動いて異物を排出しているんですよ!
気管支炎や風邪を引いた時の喉の痛みは、免疫力が低下し、線毛の働きが弱まっている時の炎症のことです。
だから、煙草をよく吸う方や逆流性食道炎の方は、線毛が常にダメージを受けており、ウイルスの排出力が低下し、ウイルスが肺に入りやすい状態となっているのです。
亡くなられた志村けんさんも最近は禁煙されていたものの、禁煙する前は煙草を毎日60本ほど吸っていたそうなので、喫煙歴が影響していたのかもしれません。
4.まとめ
コロナウイルスは、甚大な被害をもたらしていますが、その正体は、風邪の一種です。警戒はすれども必要以上に恐れることはないと言われています。
コロナウィルスのことを調べていて、改めて喫煙のリスクを感じました。以前、煙草を少し吸っていたこともありましたが、どうしても体に合わずやめていて正解でした。
日ごろから、栄養バランスのとれた食事や運動、手洗い・うがいなどを習慣化していれば、感染リスクも低いそうです。
早いうちに日本に感染が広がったにも関わらず、欧米諸国の方が先にオーバーシュート(爆発的患者急増)が起きたのは、日本人が日頃から手洗い・うがい・マスクをするような国民的習慣が出来ていたからと言われています。
今回のコロナ騒動を生活習慣を見直すきっかけにできたら良いですね!
最後まで読んでいただきありがとうございます✨