MENU

健康格差は経済格差!? 食育に関する意識調査から見えてくる課題

f:id:esse2957:20200108113352j:plain



現代は、健康志向の方が増え、生活習慣やサプリメント、ダイエット等の情報を色んなところで目にしますよね。



でも、その一方で、生活習慣病患者が減少しないのは何故なのでしょうか?



お疲れ様です。25歳元国家公務員のいさむです。
今日は、健康についての問題提起をしようと思います。



生活習慣病
という名称が、以前は「成人病」と呼ばれていたことをご存知の方は多いと思います。



その理由は、加齢が原因と考えられていた成人病が1980年代以降、若者もかかるようになったことに起因しており、1997年頃から予防できることを認識してもらうことを目的に生活習慣病と名称が変更されました。



その後20年以上経って、予防どころか、今は小児肥満など子どもまで生活習慣病にかかる時代になっています。



それでは、根本的な原因はどこにあるのか?
先日、農水省が毎年報告している「食育に関する意識調査報告書」を見たところ、食事の面で気になるデータを目にしました。


f:id:esse2957:20200108113346j:plain


「栄養バランスに配慮した食事を増やすために必要なこと」という問に対する回答の上位3つは、


「時間があること(54.0%)」
「手間がかからないこと(53.2%)」
「食費に余裕があること(31.8%)」

でした。



この調査結果から、共働きで忙しいことが原因で栄養バランスのとれた食事ができていない層が一定数いると考えられます。



また、*クロス分析されていないので、詳細は不明ですが、忙しいのに食事にかけるお金の余裕のない層が存在することも考えられます。



現在は売手市場で景気は良いとされてますが、その一方で子どもの貧困などの経済格差は深刻化しています。そして、景気の減退期にはますます拡大することが予想されています。



経済格差が深刻化した時の日本の健康問題を考えると、病気になったら病院にかかればいい・・・という考えでなく、病気にならないよう予防的に生活習慣や食事を1人1人が見直す岐路に立たされています。



健康格差が経済格差とならないような努力が、個々人にも必要な社会となりました。100歳までどう生きるか、質の高い暮らしができるよう、20代の今から考えていきたいと思います。



毎日投稿に挑戦していますので、引き続きご愛読頂きますようお願い致します。最後まで読んで頂きありがとうございました。



【用語の説明】
クロス分析・・・クロス分析は、調査データを元にして、複数の項目に該当するものを選出・集計し、結果を分析することを言います。